ショウドウツバメがCEMEX社の採石場の営巣地に戻って来た

春の訪れとともにショウドウツバメが毎年の渡りのようにアフリカ・サハラ砂漠以南の地から英国に戻って来ています。昨年から始められた‘2013年度ショウドウツバメ関心強化キャンペーン’のお蔭で今年は彼らの到着のために特別に準備されたCEMEX社(注: メキシコに本社を置く世界最大のセメント会社)の採石場にやって来るでしょう。

2013年には約200羽のショウドウツバメが英国・バークスウェルの採石場に渡って来ましたが、彼らはそこが絶好の営巣条件の場所であることを知りました。長い渡りの旅が終わると、ショウドウツバメは、時には深さ1メートルにも及ぶ、捕食者から守ってくれる巣穴が掘れる砂地の崖を探します。採石場には多くの昆虫も居るので彼らが長旅の後に必要な栄養も与えてくれます。

今年CEMEX社は去年のキャンペーンに基づき、ショウドウツバメのために一層快適な環境を提供しようとしています。今年の同社の計画は、全ての採石場が、毎日の採石活動がショウドウツバメの営巣の邪魔にならないような場所に砂の崖が位置するように特別に準備されているのです。

(報告者:レベッカ・ランガ-)

 

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