2013年度‘欧州コウノトリの村賞’はマケドニアへ
マケドニアのCheshinovo-Obleshevo(地名)の知事が5月にこの自治区を代表して非営利の自然保護基金EuroNaturから‘欧州コウノトリの村2013’の称号を受けました。Cheshinovo-Obleshevoはシュバシコウの個体数が最も多い場所の一つで、70もの巣が屋根の上や送電線の鉄塔に作られています。地元の人たちのコウノトリへの優しい態度もこの自治区が受賞した理由の一つです。
生徒や地元住民、自治区の代表者たち、マケドニア環境協会(MES: マケドニアのパートナー)とメディアがCheshinovoの小学校で行われたこの受賞セレモニーに参加しました。生徒たちは毎日見ているコウノトリに触発されて描いた絵や詩などを提供しました。この受賞は地元のコウノトリの個体群を守るための計画実施に向けての第一歩なのです。
それに加えて、Cheshinovoはマケドニアでコウノトリの巣が最も多いことを誇りにしています。この自治区はコウノトリの営巣に最善の条件を備えており、特に自治区を囲む広大な田圃が絶好の餌場になっているのです。同時に、地元民はコウノトリのために状況をモニターしたり、必要なときには手を貸すなどして世話をしています。
‘欧州コウノトリの村イニシアティブ’により、1994年に欧州でのコウノトリの生息地喪失を埋め合わせる運動が始まりました。それ以来、EuroNaturは毎年いろいろな村の貢献を称賛し、受賞したコミュニティは特別な文化・自然遺産サイトとして国際的に確実に認識されるようになります。