2012年: スプリング・アライブの記録破りのシーズン

スプリング・アライブ キャンペーン
写真提供:バードライフ

夏の到来と共に、第7回ユーラシア‘春は生きている (Spring Alive)’プログラムが新記録と技術革新に特徴づけられて完了しました。キャンペーンは9月以降アフリカに移り、参加者はバードウオッチングやその他の鳥に関係したイベントで春の到来を祝うでしょう。少なくとも7か国、ジンバブエ、ボツワナ、ガーナ、ウガンダ、シエラレオネ、マラウィ、ナイジェリアが新たに‘春は生きている’キャンペーに加わります。

今春欧州および中央アジア地区では161,111という記録破りの観察記録がありました(去年より34,889の増加)。ロシアがトップで80,328を記録し、イタリーの51,144、ポーランドの6,476と表彰台を共にしました。このプロジェクトのウェブサイトには93,000人以上の訪問者があり過去最大でした。

また、‘春は生きている’ファミリーにはこれまでこれほど多くの参加国はなく、今年のキャンペーンは何と初めて40ヶ国を超えたのです。

このプロジェクトに参加したバードライフのパートナー団体は情熱を共有し、人気を高め、野鳥保護のため教育をし、人々の関心を高めるために数々の鳥に関するイベントを企画しました。

それでは今年の‘春は生きている’キャンペーンの野鳥観察の内訳はどうだったでしょうか?去年と同様、ツバメが最も多く観察され(観察者の35%が記録)、アマツバメが30%、カッコウが23%でこれに続き、ヨーロッパコウノトリが8%で第4位でした。一方、キャンペーン中に記録された最も希少な種はキタベニハチクイで参加者の5%が観察しただけでした。

今年の‘春は生きている’は‘バード・テレビ’を導入

初めて興味のある人はwww.springalive.netのサイトの“About Birds”のセクションで2家族のアマツバメをウェブ画像で見ることが出来るようになりました。

2006年以来ドイツのハンス・ハーマン学校の二つの巣箱から2家族のアマツバメの実況放送が行われています。今はマルチネットとハーマンの2家族は巣から出て、‘春は生きている’キャンペーンのファンにより追跡調査がされています。

‘春は生きている’キャンペーンは年ごとに盛んになって来ています。プロジェクトへの熱意と興味の増加は観察例の全体的な増加だけでなく、参加国との増加に表れています。バードライフ・ヨーロッパは、この興味が若い人たちの間で鳥と自然保護により敏感になってくれることつながるよう期待しています。

 

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