バードライフ・インターナショナル世界大会 公開シンポジウム「私たちの地球の未来(The Future of our Planet)」が開催されました

バードライフ・インターナショナルの設立100周年を記念する世界大会の最終日は、会場をケンブリッジからロンドンに移し、地球環境問題や自然保護活動を議論する公開シンポジウム「私たちの地球の未来(The Future of our Planet)」が開催されました。バードライフの名誉総裁である高円宮妃久子殿下は、エリザベス女王のご逝去に伴い会場へのご臨席は叶いませんでしたが、ビデオで基調講演をされ、自然保護は私たち人間の問題であり、私たちが今下す決断と行動は、私たち自身の生存だけでなく、地球の未来にとっても極めて重要なものであると述べられました。

シンポジウムでは、生物多様性や気候変動、ビジネスと自然保護、環境と人の健康との関連性といった一連のパネルディスカッションが開催され、さまざまな分野のリーダーたちが会場の参加者達と議論を深めました。日本からは経団連自然保護協議会の西澤敬二会長が登壇され、経済界が生物多様性の重要性を認識し、具体的な行動に移すことが重要であることを訴えられました。

夜はロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館で設立100周年を祝う夕食会が開かれ、バードライフの世界大会は幕を閉じました。世界119ヶ国で自然保護活動を進めるバードライフのパートナー団体が一堂に集まり、様々な議論を通して、今後も気持ちを一つにして鳥類、そして生物多様性を保全するという信念を強めた3日間になりました。

妃殿下の基調講演の英文全文およびその日本語訳はこちらからご覧いただけます。

動画はYou Tubeからご覧ください。

基調講演をなさる名誉総裁 高円宮妃久子殿下

ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館での設立100周年を祝う夕食会

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