初めての“カナダの鳥の状況”報告書が発表された

カナダ・バードライフ・インターナショナルの共同パートナーであるバード・スタディズ・カナダとネーチャー・カナダが初めての‘カナダの鳥の状況’報告書の刊行を発表しました。報告書はカナダの鳥の現状についての概要を示すために過去40年のデータを使っています。同報告書は寒帯の森林、草原、北極圏、海洋を含む8つの地域におけるカナダの鳥の個体数の状態を要約しています。

報告書はカナダの鳥の個体数は人の活動の影響を劇的に受けており、1970年代と比較して減少していることを示しています。全体的には、増加している種(カナダに生息する種の33%)よりも減少している種(同44%)の方が多いのです。特に、草原の鳥、渡り性シギ・チドリ類、空中で昆虫を食べる鳥などいくつかのグループの鳥が顕著に減っています。

一方、保護活動が成功した結果、他の鳥は増加しました。1970年代に行われた殺虫剤の使用禁止が、ハヤブサ、ミサゴ、ハクトウワシなどの猛禽類の回復を助けています。また、湿地の効果的な管理は水禽を助けています。

鳥は生態系の健全さを図る重要な指標です。鳥の個体数の変化は、私たちが依存している食糧、綺麗な空気や水など重要な環境的サービスの変化を示します。

「この報告書は前例のないものです。ここに示された結果は厄介なものであると同時に活気付けられるものです。」とバード・スタディズ・カナダ(BSC)の会長ジョージ・フィネイは言いました。「BSCと私たちのパートナーが提供したパートナーシップ、投資の増額、市民科学者およびボランティアのプログラムがいくつかの種に対する私たちの保護目標に大きな貢献をしてくれました。まだ多くの種が重大な危機にあることが明らかなので、私たちはこれまでの努力をさらに積み重ねてゆかねばなりません。」

「‘カナダの鳥の状況’報告書は、カナダの野生生物と自然環境の世話役である私たちに共通する責任を、私たちがどれほど果たしているかについての測定可能な指標です。」とネーチャー・カナダの事務局長イアン・デービッドソンは言いました。「将来にわたっても私たちの健康な生態系を守るためにやれることがたくさんあることは明らかです。この報告書はそのための道筋を示すものです。」

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