クロハラシマヤイロチョウ: 再発見も再び消えた?

1952年~から1985年までの期間、確実な観察記録のなかったクロハラシマヤイロチョウ 写真提供:© Boonchay Promjiam

かつては絶滅したと思われていたクロハラシマヤイロチョウは、実際にはこの数十年の間、何度か絶滅を免れてきました。ミャンマーにのみ生息し、その生息地が破壊と政情不安に脅かされている今、生き残りのチャンスは失われつつあるかもしれません。

クロハラシマヤイロチョウ(絶滅危惧IB類)はわずか13年の間に70%も減少しましたが、これは生息地の消失の結果です。比較的最近タイで絶滅した後も、ミャンマーではまだ、平坦な低地の森林のごく一部の範囲に生息しています。不運にも今、この森がヤシ油とビンロウのプランテーションに通じる道路開発によって伐採されています。

このユニークな鳥が絶滅の危機に瀕したのはこれが初めてではありません。1915年以前にはタイにも広く生息していましたが、1952年~1985年の間全く観察が確認されなかったため、絶滅が心配されていました。しかし1986年に再発見され、5つの異なる場所で発見されました。けれども1997年までには再び激減し、タイの5ヶ所のうちの一ヶ所で生息するのみになっていました。この時点では本種の世界中での個体数は僅か9ペアと推定され、地球上で最も稀な種の一つと考えられました。

幸いなことに2003年にミャンマーで行われた調査では数ヶ所の生息地が発見され、個体数も5,0008,500ペアと推定されました。しかしながら、これらの生息地でも個体数が急減しました。現在のところ絶滅危惧IB類に査定されていますが、本種の最後の本拠地となっている地域では政情不安が起こっており、生息地の消失速度が高まり、絶滅危惧IA類に指定されてしまう可能性があります。生息地を保全し減少を抑えない限り、クロハラシマヤイロチョウはタイと同様にミャンマーからも姿を消すかもしれません。しかも今回の場合はもう次のチャンスはないのです。

報告者: Shannon Anstee

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