週間野鳥ニュース: 第2号
<ワシの悲劇> ジョージア共和国のパートナーSABUKOからの悲しいニュースです。国営電力会社JSC社が、絶滅危惧種カタシロワシの巣を壊したのです。以前ジョージアには、9つの繁殖ペアがいましたが、現在では8ペアに減っています。偉大な歌手レイ・チャールスが歌うように、「故郷のジョージア。今は心に平穏や安らぎを感じられないとまさにそのような気持ちです。(注:この歌のジョージアはアメリカのジョージア州を指している)。
<深く息を吸うこと> 海辺の空気は健康に良いと言いますが、本当でしょうか?残念なことに、地中海を巡るクルーズ船の排気ガスが人の健康と環境を害しています。今週、バードライフ・マルタ、NABU(ドイツ)、HOS(ギリシャ)などのバードライフ・パートナーを含む幅広い環境NGOの連合が地中海をECA(炭素排出制限地域)に指定する「ローマ宣言」を採択しました。もっと読む
<完璧な写真> 一枚の写真は一千語に匹敵します。ギリシャ人の写真家Anastasios Sakoulisが素晴らしい鳥の写真集をバードライフに寄贈してくれました。もっとみる(Facebookページへジャンプ)
<今こそ行動を> ーEUの食糧・農業政策にご意見を!欧州委員会のCAP(共通農業政策)に対するパブリックコメントの締め切りまで4週間しかありません(5月2日締め切り)。そのためバードライフのLIVING LANDキャンペーン(「生き生きとした大地」の意味)が、自然に優しい農業を支持する市民の力になるためにE-Action(SNSなどを使った活動)を開始しました。
<ベラルーシの鳥を賞賛する切手> ベラルーシ共和国の郵便局Belpochtaが‘2017年の鳥’を祝う切手を発行しました。APB-BirdLife ベラルーシのイニシアティブによる栄光に向かって舞い上がるカンムリヒバリの図柄です。もっと見る(Facebookページへジャンプ)
<勝者は「鳥たち」> フィンランドの「コベニヒワ」チームが「2017年度フライウェイの守護者」コンテストで優勝しました。これは渡りのホットスポットであるイスラエルのエイラートでSPNI(イスラエルのパートナー)が主催する毎年恒例のリアルタイムの野鳥観察競争です。全チームから集められた5万ポンドはトルコを渡り鳥にとって安全な国にするために素晴らしい活動を行っている真の「フライウェイ守護者」であるDoğa Derneği(トルコのパートナー)に贈られます。
<揚げ雲雀> 第50条の発令がBrexit(英国のEU離脱)を現実のものにした時、私たちはヴォーン・ウィリアムス(英国の作曲家)のオーケストラの傑作「「揚げ雲雀」-ヒバリとその囀りへの頌歌-を聴き、我たちは今後もRSPB(英国のパートナー)と共に大陸の鳥たちを守るために、活動を続けて行くべきであると納得しました。
報告者: Gui-Xi Young