バードライフの海洋活動に大きな後押し

エトピリカ
写真提供:Ben Lascelles

バードライフのマリーン・プログラムが世界最大の自然に関するイベントから大きな支援を受けました。

英国バードウォッチング・フェアのティム・アップルトンとマーチン・デービーズがロンドン湿地センターで行われたイベントでバードライフのCEOパトリシア・ズリータにこれまでにない巨額の28万ユーロのチェックを贈ったのです。

この資金はヨーロッパ、アフリカ、南極大陸および公海上での海鳥や他の海洋生物の危機にある生息地を確実に保全するために使われます。

これらのサイトは繁殖と採餌および海鳥の渡りにとって重要なエリアを守るでしょう。

パトリシア・ズリータは「海洋保護区で活動しているバードライフとそのパートナーはこのバードフェアに大いに感謝しています。今回いただいたチェックは、絶滅危惧種の海鳥や哺乳類、魚資源および他の種を守るネットワーク地域を作るために私たちが各国の政府と共同で活動することを可能にします。」と言いました。

このイベントでは、2015年のバードフェアで東部地中海地域での渡り鳥の密猟の規模と影響を弱めるための資金を集めることも発表されました。このプロジェクトの目的は渡り鳥の密猟を減らし、この地方全体での保全と法律の改善を行うことです。

東部地中海地域は毎年の春秋にヨーロッパとアフリカの間を渡る数百万羽の渡り鳥が利用しています。アフリカ―ユーラシア・フライウェイは世界的に絶滅が危惧される25種を超える渡り鳥が利用しています。

「今年の皆さまからの支援は、地中海域で渡り鳥の密猟に取り組む私たちのパートナーを助け、彼らが優先事項にしている密猟という脅威から鳥を守るでしょう。」とズリータは言いました。

記録的巨額の28万ユーロの小切手を持つ(左から)ベン・ラッセル、パトリシア・ズリータ、ジョン・クロクサル、クレオ・スモール

記録的巨額の28万ユーロの小切手を持つ(左から)ベン・ラッセル、パトリシア・ズリータ、ジョン・クロクサル、クレオ・スモール

英国バードウォッチング・フェアはレスターシャー州・ラトランド野生生物トラストとRSPB(英国のパートナー)が共同で開催するイベントです。過去26年にわたり、さまざまな素晴らしい自然保護プロジェクトがこのバード・フェアの支援を受けて来ました。

バード・フェアの支援によりバードライフはこれまでに何ヵ所かの国立公園の設立などの顕著な自然保護活動を達成しました。私たちはアホウドリからハジロジャクケイまで、真の絶滅危惧の脅威の下にあるさまざまな鳥を守って来たのです。

(報告者:マーチン・フォーリー)

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