バードライフ・インターナショナルが保護活動を伝えるための新しいプラットフォームを利用
バードライフ・インターナショナルはその保護活動の話をより深く双方向的に伝えるために、新しいメディアを駆使した情報共有技術の利用を開始しました。この技術は‘危機にあるIBA(重要生息環境)’から用い始めています。
IBAとは世界の鳥と自然の保護にとって国際的に重要な場所を意味し、現在世界中で12,000ヶ所強が特定されています。IBAは世界最大で最も総合的な自然保護にとって重要なサイトのネットワークです。‘危機にあるIBA’と呼ばれるそのうちの356ヶ所が、失われる危険が差し迫っているとして122の国と地域で特定されいます。
新しいプラットフォームArc GISオンライン ストーリー・マップ ジャーナルは世界の主導的地図ソフト企業‘環境システム調査研究所(Esri)により空間データ視覚化パッケージソフト(spatial data visualisation suite)Arc GISの一部として開発されました。このテクノロジーは、ユーザーが双方向のマッピング情報を、映像、文書、グラフなどメディアを駆使した内容と一体で使うことができます。データには視聴者ユーザーが現在見ているものの背景や関連情報が含まれており、より理解を深めることができます。
このアプローチはバードライフの保護活動(この場合は‘危機にあるIBA’の取り組み)を単に情報として提示するだけでなく、ストーリーとしてより魅力的な形で伝えることを可能にします。
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バードライフの世界情報管理コーディネーターのジョン・コーネルは「Erisのストーリー・マップ・アプリは私たちの保護活動の話をより興味深く豊かな方法で伝え、大切な新しい支援者の参加を促すための素晴らしい情報共有と視覚化プラットフォームを提供するものです。」と言いました。
Seriの物語作成プログラム・マネージャーのアレン・キャロルは「Esriはバードライフが私たちの急速に成長している地図物語作成者(geo-storytellers)の仲間に加わるのを大変喜んでいます。GISはバードライフのような組織にとって分析、計画作成、決定支援のために不可欠なツールです。GISは同時に野鳥保護などの重要な問題について一般に告知し動機づけをするための鍵なのです。」と言いました。
バードライフのイニシアティブ‘危機にあるIBA’は、そのグローバル・パートナーシップを通じて12,500ヶ所のIBAから最も損傷あるいは破壊される危険のあるサイトを特定し、生物多様性と人々にとって重要なサイトを守るためその活動への認識を高める試みの一つなのです。
報告者: マーチン・フォーリー
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