バードライフ・パートナーが環境犯罪に対して新しい欧州ネットワークを創設
SEO/BirdlifeとRSPB(スペインと英国のバードライフ・パートナー)が環境保全に大きな進歩をもたらす新プロジェクト‘環境犯罪に対する欧州ネットワーク’を開始しました。この新しいネットワークは2008年‘刑法による環境保全に関するEU指令’の実施と適用の改善を目的としています。
このプロジェクトは‘EUの刑事司法プログラム’による資金支援を受けています。バードライフ・ヨーロッパとそのギリシャ(HOS)とチェコ(CSO)のパートナーも共同参加をしています。
環境犯罪とは何か?
環境犯罪とは環境関連法に違反し、環境と人の健康に重大な損害あるいは危険をもたらし、しばしば経済的損失を起こす行為です。これらの行為には特に大気、水または土への有害物質の違法な排出および種の保全を損なう行為が含まれます。
新プロジェクトはどのようにしてこれらの問題と戦うのか?
バードライフ・パートナーシップはEUおよび各国レベルでの環境法の実施で重要な役割を果たし、生物多様性を害する環境犯罪を明らかにする活動を積極的に行っています。
このネットワークは情報交換とこの分野で活動している法律家や専門家の専門知識を手助けにして既にバードライフ・パートナーが行っている活動を強化します。これは抜け道を明らかにし、EU諸国における環境保全に関する法律の一貫した適用のための提案を作成する助けになるでしょう。下記の項目についての一連のワークショップも計画されています: 密猟、動物への毒薬使用と生息地破壊、環境を尊重しこれを守る法律の重要性の教育。
我々は何が達成されることを望むのか?
2010年12月に施行された2008年EU指令の実施と適用は加盟国間で大幅に異なっています。このことが不安定を生じさせ、犯罪者に自分たちの利益のためにこれらの違いを利用する機会を与えています。プロジェクトはこのような状況を逆転させるために熱心に取り組み、それにより刑法が環境をより効果的・効率的に守るための効果的なツールとして働くようにします。
(報告者:エロディー・カンタルーブ)
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