ギリシャのマリーンIBAリスト発刊!

本の表紙

ギリシャ鳥類学会(HOS: ギリシャのパートナー)が書籍、‘ギリシャの海鳥のために重要なエリア’の中でマリーンIBA(海の鳥を指標とする重要自然環境)のリストを発表しました。この200ページに及ぶ版はHOSが過去15年にわたって集めた海鳥に関するデータに重点的に取り組んでおり、これらのデータはエーゲ海とイオニア海での色々なプロジェクト、特に最新で最も重要なLIFE-自然プロジェクト‘関連マリーンIBAリストを含むヨーロッパヒメウとアカハシカモメの具体的保護活動’を通して集められました。今回の版には上記のプロジェクトの主要な成果の一つが収められています。

この版にはマリーンIBAリストを定める際に用いられた種、即ち、ヨーロッパヒメウ、オニミズナギドリ、チチュウカイミズナギドリ、ヒメウミツバメ、アカハシカモメを中心に、ギリシャの海鳥個体群に関する有用な情報が含まれています。それに加えて、漁業、水産養殖、ツーリズム、海洋産業活動、沿岸開発、再生可能エネルギー産業などの人による活動で起きる、海鳥が海上で遭遇する様々な脅威についても短く触れています。またデータの収集時に用いられた方法(直接の海鳥の記録、追跡、海洋学と海洋生物学データの収集)と候補サイトの選定と概要説明につながるデータ分析は詳細にわたって解説されています。最終的なマリーンIBAリストとその境界の説明はこれらのサイトに対するIBA基準を適用して定められました。41の新しいマリーンIBAの指定と最新の海鳥個体群情報、人の活動と海鳥への脅威についての総合的記述も行われています。

このIBAリストは合計9,943平方キロメートルをカバーし、これはギリシャの陸上水系のおよそ8.7%に相当します。サイトの大多数はコロニーの海への伸長で、エーゲ海に位置しており、外洋種や渡りのボトルネックや非繁殖鳥の沿岸集団のエリアは殆ど指定がありません。ミズナギドリ類にとって重要であることが分かっている幾つかの遠洋エリアと相当数の水鳥が生息する沿岸性海洋エリアは近い将来に指定されるべきものとして残っています。このため、ギリシャでのマリーンIBAの特定はまだ完全とは言えませんが、今回のリストは海鳥のための海洋性‘ナチュラ2000’サイトの指定と管理およびギリシャの水系における海洋保全の促進のための評価基準となります。

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