‘2013年世界渡り鳥の日’ 渡り鳥のためのサイト・ネットワークの重要性を強調

毎年推定500億羽もの鳥が行う渡りは世界の自然の驚異の一つです。

今週末の5月11日~12日の‘2013年世界渡り鳥の日’には65ヶ国以上の国々で祝賀が行われ、パラグアイからレバノン、中国に至る世界中のバードライフ・パートナーがイベントを開催しました。

「生息地の破壊、乱獲、公害、気候変動などによる渡り鳥への脅威について関心を高めようという世界的キャンペーンを私は全面的に支持します。」と潘基文国連事務総長は言いました。「私は、我々人類が依存している環境の重要な一部として、渡り鳥と彼らが生きるために必要なサイトのネットワークを再生、保全するために一層の国際的な活動を求めます。」

「渡り鳥は彼らが最も被害を受けやすい場所で大きな圧力を受けることが多々あります。」バードライフ・インターナショナルの事務総長マルコ・ランバーティニ博士は言いました。

「海岸に着こうと一刻を争っている鳥は際限なく張り巡らされたカスミ網に飛び込んでしまいます。森を通り抜けようとする小型のハヤブサ類は数千羽の単位で罠に掛ります。疲れ切ったシギ・チドリ類はかつて栄養補給の場所だった干潟が今やコンクリートの海になっていることを知り、塒が無くなってしまったために疲れ切って上空を旋回しています。」

北東アジアの黄海は渡り性シギ・チドリにとって極めて重要な地域で、バードライフ・インターナショナルも特に関心を寄せています。この地域での減少率は世界の生態系の中でも最大です。東アジア-オーストラリア・フライウェイを利用する水鳥のうちの少なくても24種が絶滅へと向かっています。減少は主としてこの人口密集地域で行われている急速な沿岸部の土地干拓が原因であり、特に黄海の重要な中継地で起きています。過去25年の間に人の活動により50%もの土地が失われました。

もう一つの渡り鳥のホットスポットはパラグアイの首都アスンシオンで、ここでも増大する圧力を受けています。

「悲しいことに、湾は今大きな環境の変化に直面しており、これは渡り鳥に適した環境を大きく変える可能性があり、渡りのルートに沿った地域での渡り鳥の生存に影響を与えるでしょう。」とグイラ・パラグアイ(パラグアイのパートナー)のCEOアルベルト・ヤノスキィ博士は言いました。

「グイラ・パラグアイは保護プロジェクトと合わせて鳥に適したサイト保全の重要さへの関心を高めるために教育キャンペーンを行っており、それには‘世界渡り鳥の日’の祝典も含まれています。私の願いは渡り鳥のためにアメリカ大陸全体にわたる真のネットワークを構築することです。」

港、空港、道路などの人の交通システムと同様に、渡り鳥は食糧、安全、繁殖、換羽、さらには繁殖地と非繁殖地の間を渡る際のエネルギー補給を行う場所である中継地などの国際的なネットワークに依存をしています。

バードライフ・インターナショナルのIBA(重要生息環境)プログラムの主目的の一つは渡り鳥のためにサイトのネットワークを特定し、これを保全することです。

報告者: Adrian Long

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