環境に配慮したカカオ豆栽培のための施設が完成しました(日本NGO連携無償資金協力/ODA)
バードライフ・インターナショナル東京(以下バードライフ)は、日本NGO連携無償資金協力より助成頂き、2024年3月よりインドネシアのゴロンタロ州でアグロフォレストリー農法による環境に配慮したカカオ豆の生産体制構築を通じた農家の生計向上に取り組んでいます。
2025年3月6日に、Puncak Jayaにて共有施設の開所式と11村への施設授与式を開催しました。

11村が共同で使用する発酵所と乾燥所

11村への施設授与式(中央はBurung代表)
開所式と施設授与式の様子は、地元紙にも掲載されました。

地元紙に掲載された記事
2024年3月のプロジェクト開始以来、私たちは、環境に配慮したカカオ豆栽培の大切さを多くのステークホルダーに伝えるとともに、農家への栽培技術の指導に取り組んできました。森林を形成しながら、化学合成肥料や農薬を使用しない有機農法でカカオを栽培する取組みに、多くのZ世代が関心を寄せ、プロジェクトに積極的に参加するようになりました。彼らの熱心さが、プロジェクト参加者全体に波及し、有機肥料の生産や有機苗木の栽培などの基礎行程において想定以上の成果をあげることが出来ました。プロジェクトに参加をした若者からは、「もっと品質の良い苗木を作れるようになりたい」や「環境と共生するカカオ栽培を、他の仲間にも勧めたい」などの声が寄せられました。

プロジェクトに参加した若者農家たち

肥料は1/2の時間で作れるようになりました
バードライフは、これからも環境に配慮したカカオ豆の栽培指導に取組み、環境問題の解決と地域住民の生計向上の実現を目指します。