大崎の雁を愛でる会が開催され、高円宮妃殿下に御臨席賜りました
2015年11月29日に、バードライフ・インターナショナル東京と雁の里親友の会の主催で、宮城県大崎市でシンポジウム「大崎の雁を愛でる会」を開催し、高円宮妃殿下に御臨席賜りました。
当シンポジウムは、蕪栗沼のラムサール条約登録10周年とシジュウカラガンの個体数1000羽回復を祝して開催されました。蕪栗沼と化女沼の2つのラムサール条約登録湿地を有する大崎市の湿地保全の取り組みや、シジュウカラガン復元計画で1000羽を越えるまでに至った経緯と活動内容、地域と渡り鳥保護の連携などについて発表があり、そのあと祝賀会が催されました。
また当日朝には、高円宮妃殿下に越冬地の様子を御視察いただきましたが、シジュウカラガンを始め、マガン、ヒシクイ、カリガネ、ハクガンなど、多くのガン類を御視察いただくことができました。
御視察では、ガン類の生息地である化女沼や大崎市周辺の農地を御訪問いただいた他、これまでガン類の保護を支えてきた農家や地域住民の方々との交流も行われ、地域での取り組みや農業の様子について、地区の代表者から御説明がありました。また、9月11日の集中豪雨(平成27年9月関東・東北豪雨)で、住宅や農地に甚大な被害が出た西荒井地区も御訪問され、高円宮妃殿下より激励のお言葉をいただきました。
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