ブッポウソウ保護フォーラム2019 in 吉備中央町 開催報告

岡山県吉備中央町で、714日、渡り鳥であるブッポウソウ保護のための「ブッポウソウ保護フォーラム2019 in 吉備中央町」が開催されました。

バードライフは、2017年よりダウ・ケミカル日本と共同で実施しているCSRプログラム、「岡山県における渡り鳥保全活動」を日本野鳥の会岡山県支部と共同で実施してきました。里山のシンボルとなるブッポウソウの研究や保全を通して、地域の自然を守ることを目的に、ブッポウソウが営巣する巣箱を整備するための機器購入や普及啓発資料の作成、ブッポウソウの渡り経路解明のための研究活動を支援してきました。本フォーラムは、その集大成として、日本野鳥の会岡山県支部の主催で実施されました。

フォーラムの様子

当日は、これまでのブッポウソウの調査研究で明らかとなった、渡り経路や繁殖期の生態などの研究発表がなされました。本プログラムでも支援を行った渡り経路解明のための研究では、岡山県で繁殖したブッポウソウがボルネオ島で越冬するなどの成果が得られたことが報告されました。また、フォーラム後半では日本各地で行われている保護活動の情報が共有されました。ブッポウソウは、岡山県や広島県では数が回復していますが、東日本などの地域ではまだ数が少ない希少な鳥となっています。最後には、今後の保護に向け活発な議論がされました。このフォーラムがきっかけとなりブッポウソウの保護が全国で進んでいくことを期待したいと思います。

 

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