JICA草の根技術協力事業が始まります
JICA草の根技術協力事業に採択され、2021年11月より3年間、バードライフ・インターナショナル東京と現地パートナー団体のブルーン・インドネシアが共同し、インドネシア・スラウェシ島・ゴロンタロ州6村のコミュニティーの所得安定化を推進することで、持続可能な森林資源利用を目指します。
1936年に始まった移住プログラムの下、ゴロンタロ州には様々な民族が暮らしています。しかし、移住者に与えられた土地は小規模ごくわずかであるため、農民は違法な森林伐採により農地を拡大しています。また、持続不可能な森林資源の利用により、洪水や土砂崩れ等の自然災害時に森林が防災の役割を果たさず、村が被害にあいました。他にも、収穫量を増加させるため過剰に農薬を使用し、環境汚染等と収穫量減少の問題が起きており、持続可能な農業が困難になりつつあります。更に、対象地域の村人の多くが貧困から初等教育しか受けていないため、所得安定化に必要な知識や技術が普及していません。
そこで、本事業では主に以下の3つの活動を実施します。
- 6村の農家から技術指導員を育成
- 持続的な森林資源管理と所得安定化に必要な基礎的技術や知識の普及
- 研修内容が農家により実践されるよう基礎を整備
今後は、定期的なレポートの更新や、現地からの声をお届けするニュースの更新により、皆さんに進捗をお知らせしていきますので、応援のほどよろしくお願い致します。
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