プロナテゥラによるマングローブ林の復元にリコー社が支援
マングローブを保全するプロナテュラ・スル A.C(メキシコのバードライフ・パートナー) の活動がリコー社からの資金支援の後押しを受けました。今後3年間にプロナテュラは15ヘクタールのマングローブ林を復元し、この重要な環境を利用している地元のコミュニティに経済的利益をもたらします。
プロナテゥラは15年に亘り太平洋岸のオアハカ州とチアパス州で地元コミュニティと共にマングローブ林の復元活動を行って来ました。この活動は3つのエリアで800ヘクタールに及びます。即ち、共にIBA(重要生息環境)のマール・ムエルトとラ・エンクルシハーダ生物圏保護区およびコンキスタ・カンペシーナの3ヶ所です。
プロジェクト・リーダーのマリリン・ベハラノはこれらのエリアは後々一つにつながるでしょうと言っています。「ですから私たちの活動が‘マングローブと気候変動回廊イニシアティブ’と呼ばれるのです。
「マングローブの森は熱帯林の中でも最もカーボンの貯蔵量が多く、特にラ・エンクルシハーダのマングローブ林はパナマからメキシコに至る全メソアメリカ地域でも最も高いのです。」
リコー社の支援はコンキスタ・カンペシーナ地区に焦点を絞って行われ、それには地元コミュニティにどのようにマングローブ林を管理するかやそれをモニターし、今後の3年間に毎年5ヘクタールを新たに復元するための訓練も含まれています。
マングローブ林には植物、哺乳類、鳥類の重要な個体群が生息しています。定住している種と同様、マングローブ林は太平洋岸からメキシコ湾への渡り鳥のフライウェイの交差点に位置しています。
プロナテュラの‘マングローブと気候変動回廊イニシアティブ’はBonafontとUSAIDの支援を受けています。
報告者: Adrian Long
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