ニュージーランドの‘今年の鳥’投票が始まった
テレビ・パーソナリティのティー・レイダー、コメディアンのレイボン・カン、女優のジェニファー・ウォード・リーランドの3人が、今日から始まるフォレスト&バード(ニュージーランドのパートナー)が行う‘今年の鳥’投票で、彼らの好きなニュージーランド産の鳥を支援します。
この投票は今年で8回目ですが、ニュージーランドの絶滅の恐れがあり人々から愛されている鳥のプロフィルを高めることが目的です。近年はニュージーランドの有名人が彼らの好む鳥の‘キャンペーン・マネージャー’となり、投票を盛り上げるためにどのような苦労も惜しみません。
「ここ数年キャンペーン・マネージャー間の競争が激しくなり、人々は彼らの鳥を宣伝するためにあらゆるタフな方法を見つけます。」とフォレスト&バードの保護活動支援者のニコラ・トキは言っています。「アプローチの幾つかは、他のキャンペーン・マネージャーをツイッターで攻撃したり、自分たちのキャンペーンを宣伝するためにビデオを作ったり、去年は筋金入りのホオダレムクドリ(Saddleback)の支援者ジャクソン・ジェームズ・ウッドは実際に自分の背中に鞍(Saddle)を装着して、ホオダレムクドリに投票するなら背中に乗っていいと首都ウェリントンの繁華街の中心部で人々に提案したほどです。」
「2007年にはアナウンサーのグレーム・ヒルが自分の応援するgrey warbler(正式和名未定:ハイイロムシクイ)のための宣伝にラジオの放送時間を露骨に使って、地滑り的勝利をおさめました。」ニコラ・トキはこの激しく渡り合う投票は同時にニュージーランドの鳥が直面している保護問題について学ぶための魅力的な方法でもあると言っています。「ニュージーランドの鳥は信じられないほどいろいろな脅威を受けています。それには捕食、漁業による混獲、生息地の喪失などが含まれます。ですからこの投票はニュージーランドの一般市民に我々の鳥が特別なのは何か、彼らはどんな脅威を受けているのか、どうすれば人々は彼らが繁栄する機会を与える活動に関与できるかなどについてのスナップ写真を与えるのです。」
これまでの勝者はエリマキミツスイ(2005年)、オウギビタキ(2006年)、ハイイロムシクイ(2007年)、フクロウオウム(2008年)、キゥイ(2009年)、アオハシインコ(2010年)、プケコ(2011年)でした。
今年の投票は10月10日の午後5時までです。