フランスの海辺で夏を満喫する
カヌーでポアトゥー・シャラント地域の歴史的な海辺の町で人気のある名所ロシュフォールを通ってシャラントの支流を下ると、広大な大西洋にたどり着きます。甘い‘ピノー・デ・シャラント’(この地方のワイン)で知られるポアトゥー・シャラント地域の自慢は、美しい海辺の景色と豊かな自然です。この地域は海鳥と水鳥が大群を作ることからLPO(フランスのバードライフ・パートナー)によりマリーンIBAにも指定されています。
セーリング、サーフィン、海水浴など、ポアトゥー・シャラントの海岸にはアクティビティがたくさんあり、特にレ島では車がほとんど走っていないので島の周囲をサイクリングして、風景を楽しむことが出来ます。
見ておきたい鳥
珍しい鳥を探していますか?沿岸で大きく細長い嘴を使って水面で採餌している灰色の優美な珍しいアジサシを探してみましょう。写真はここで繁殖期になると見られる、希少種ハシグロクロハラアジサシの成鳥の夏羽です(写真提供: Christophe Egreteau/LPO)。
海洋投棄物を最小限に抑えるために水産養殖産業と協力
海岸を歩いている時に円錐形のプラスチックの破片を見つけたら、これはたいてい水産養殖場から来ています。LPOは養殖水産産業と共同でこのようなプラスチック汚染の除去に努めています。あなたもこの取組に貢献することが出来ます。海岸の投棄物を拾って海岸をきれいな状態に保つことが出来るのです。
保護されている状態とは、人々の全ての活動を止めさせることではありません。その地域の保全状態を確実に維持することです。水産養殖産業はこれを達成できるでしょうか?
夏の海岸での活動
正に気候変動博覧会のようですが、第6回Arts en Décaléでは、都市計画に関する公開ミーティング、夕暮れに素晴らしい風景を見るためのネイチャーウォーク、あるいは子供にとって初めての動植物に触れる経験となるサファリ体験など、今年の夏のシャラント・マリティーム県ではやることがたくさんあります。
地元の人々からの助言: Yvette GaltonとBernard Galton
「もし鳥を探すための良い方法をお探しでしたらNaturalistというアプリをお奨めします(欧州では今のところアンドロイドでのみ利用可能)。これは鳥が見られる場所を調べたり、あなたの近くで見られる希少種を調べることが出来ます。LPOのインターネット・データベースにも、シャラント・マリティーム県でバードウォッチングするのに役立つあらゆる情報が掲載されています。」
報告者: Bruna Campos and Thierry Micol