米国連邦政府機関が石油掘削坑、ガスフレア、送電線での野鳥の事故死への取り組みを検討
米国魚類野生生物局が今日数百万羽の野鳥の無用でゾッとするような死に対して‘渡り鳥保護条約’の実施を強化することにより取り組む意向を発表しました。同法は野生生物保護法の中で米国最古で最も重要なものです。そのプロセスは鳥がはまり込み死ぬ蓋の無いオイルの廃棄坑、鳥を引き寄せ焼き殺すガスフレア(油田やガス田から発生する遊離天然ガスを焼却処分する 際に発生する炎)および毎年数百万羽の鳥が感電死する被覆されていない電線などの脅威に取り組むものです。
「毎日感電からオイルの中での溺死まで米国全土の数えきれないほどのデス・トラップ(死の落とし穴)で野鳥が無用の死を迎えています。その数は毎年数百万羽に達するのです。」とオーデュボン協会の会長兼CEOのデービッド・ヤーノルドは言いました。「今やこの悲惨で無用な殺戮を止めるべき時です。望みはあります。多くのケースで鳥を守るためのツールや技術が既に開発されているのです。今や皆が確実に同じルールに従って活動を行うべき時です。野生生物の保護はアメリカ人の価値観に深く根付いており、鳥にとって正しいことを行うのは人にとっても正しいことであることが分かっています。」
標準的なやり方がないことや、産業によっては報告がほとんどないことから様々な障害による鳥の死に関する信頼のおける推計を得るのは困難ですが、以下のような死の原因に取り組めば数百万羽の鳥を救うことが出来るのは明らかです。全ての死因が今日発表された米国魚類野生生物部の文書に示されています:
- 送電線: 最大年間175百万羽
- 通信用タワー: 最大年間50百万羽
- オイル廃棄坑: 年間50万~百万羽
- ガスフレア: 信頼できる推計値はないが、2013年にカナダで起きた悪名高い事故で焼き殺された鳥は推定7,500羽
「これは正に常識です。私たちはこのようなデス・トラップに終止符を打つために実際的で低コストの方法を採用することにより毎年数百万羽の鳥の命を救うことが出来るのです。このような悲惨な死が長く続きすぎました。」とオーデュボン協会の政府関連部門副社長のマイク・ド-ルトンは言いました。
(報告者: オーデュボン協会)
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