サグレス(ポルトガル)バードウオッチング・フェスティバルが渡り鳥を祝うためにまたやって来た

サグレス・バードウォッチング・フェスティバルが愛鳥家や鳥類学者にとって嬉しいことに又やって来ます。彼らは温暖な気候を求めての渡りの途中でサグレスの村の上空を飛ぶ色々な種の美しく壮観な姿を観察するために毎年集まるのです。ビラ・ド・ボスト市、ポルトガル鳥類研究協会(SPEA: ポルトガルのパートナー)、NGOアルマルジェムの協力のお蔭で第5回サグレス・バードウォッチング・フェスティバルが10月2日~5日にポルトガル南部のアルガルベ地方のこの重要な地で開催されます。ここには独特の鳥が生息し、同国の他の場所では簡単には見られない自然現象を経験できる素晴らしい場所です。

フェスティバルが開催される4日間には自然に配慮をすることと、子供たちにたとえ小さな鳥でも生態系全体に影響を与えることの重要性を主とした多くのイベントなどが行われます。イベントには探鳥会、いろいろなトピックについてのミニ・コース、海に出てのクジラ類や海鳥のボートからの観察旅行、乗馬、写真撮影会、子供のための教育ワークショップなどが含まれます。

今年は夏の終りから秋の初めにかけて地元の野生生物を彩る美しいチャバラムシクイに特に焦点を当てます。同様に、コウノトリ、ワシ・タカ類、ハゲワシ、ハヤブサ類など大型種もビジターを喜ばせるでしょう。

これまでにこのイベントにはおよそ800人の参加者を迎え、ポルトガルだけでなく海外でも渡り鳥へ世間の関心を呼びました。

SPEA海洋保護部の海洋プログラム・アシスタントNuno Barrosによれば、「サグレス半島はヨーロッパでもバードウォッチングのための特別な場所の一つです。ここで見られる種のほとんどは8月と11月の間の、繁殖期終了後の期間のものです。数千羽の渡り鳥がこの地に集まり、その一部はアフリカへの渡りの途中、その他は南への分散の結果によるものです。」

フェスティバルのダイナミズムはこの地域に人々が別の時期にもう一度来てみようという強い動機を与えます; 特に英国人旅行者が熱心です。サグレス半島の美しい光景と魅惑的な自然現象や華やいだ雰囲気がこのフェスティバルを愛鳥家なら必ず訪れるものにしています。

(報告者:エロディー・カンタルーブ)

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