農耕地の野生生物保護のためにEUの共通農業政策の下で‘農村開発計画’の準備が進められている

2014年9月15日に広い分野の利害関係者が、2014年~2020年の間の‘農村開発計画(RDP)’と環境目標を推し進めるための選択肢を話し合うためにブリュッセルに集まりました。Fundatia ADEPT、バードライフ・ヨーロッパ、CEEwebおよび欧州環境局(EEB)により企画された会議が欧州委員会とEU加盟国間の交渉が本格的に行われている時に開催されました。

農村開発計画(RDP)は共通農業政策(CAP)改革の下で準備が進められています。この計画の主要目標の一つは農業部門と環境の間の関係を強化することですが、この目標達成の成否は効果的な案が作れるかどうかに掛かっています。

昨年の12月に決定された今後7年間の新CAPは、効果的な環境保全の意向を述べていながら、その実現に失敗しました。しかしながら、CAPはこれまでEUにおける生物多様性の喪失を進行させる主要な要因の一つでした。CAPの下での環境保全のための主要なツールであるこの農業開発計画は現在今後の7年間のために作成されています。同計画は農耕地の生物多様性を守るための最後の機会であることを意味しています; ですから効果的な案が必要不可欠なのです。

もし正しい選択が行われるなら、生物多様性、土地、水および気候にとって重要な成果が上がるでしょう。RDPにはナチュラ2000と高度自然価値(HNV: High Nature Value)エリアを優先して、適切な資金と適切に策定された管理方法が優先的な種と生息地に対して含まれていることが非常に重要です。

(報告者:エロディー・カンタルーブ)

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