ユーロ・バードウオッチが渡り鳥とフライウェイに関する20年間の活動を記念

ユーロ・バードウオッチ20     

2013年はバードライフが欧州と中央アジアで毎年行っているイベント‘ユーロ・バードウオッチ’イニシアティブが20年目を迎える記念の年です。このイニシアティブは鳥の渡りに関係する諸問題への関心を喚起し、絶滅危惧種とその生息地を守るための活動を推進するものです。

数百万羽の渡り鳥が欧州を離れ越冬地のアフリカへ向かう10月5日~6日に行われるこのイニシアティブは各国のバードライフ・パートナーが計画した数百もの活動で構成されています。

1993年以来、36か国100万人以上の人たちが33,000ものユーロ・バードウオッチのイベントに参加し、鳥の渡りに感嘆し、また多くのことを学びます。最近の20年では、バードライフ・ヨーロッパ・パートナーシップは繁殖地、休息地、越冬地での渡り鳥の保護に関する多くのプロジェクトに参加しました。それらの中にはSEO(スペインのパートナー)によるモロッコのホオアカトキのモニタリング、LPO(フランスのパートナー)による欧州とアフリカ間に生息するナベコウの保護、MAVA自然保護基金の支援による地中海沿岸地域での渡り鳥の保護イニシアティブなどが含まれています。

「渡り鳥にとって北に適切な繁殖地があり、フライウェイ沿いに中継地があり、越冬地に適した環境があることが極めて重要です。ユーロ・バードウオッチ2013の目的は鳥の渡りの素晴らしさと、このイベントの一部である鳥が必要とするものへの関心を高めることです。」とユーロ・バードウオッチのまとめ役のSOS(スロバキアのパートナー)のJán Gúghは説明します。

今年のユーロ・バードウオッチでは38か国のパートナーが人々に鳥を観察し、渡りについての興味ある事実と渡りの途中で鳥が直面する脅威について聞くことを促すために集まります。観察された鳥の数と参加者数が記録され各国のセンターを通してヨーロッパ・センターに報告されます。今年はSOSがこの役目を行います。

 

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