アフリカの鳥の現状

バードライフ・アフリカ・パートナーシップが初めて地域版の‘アフリカの鳥の現状’(SOAB)報告書を作り6月にオタワで開催されたバードライフ世界大会で発表しました。この報告書は鳥に関する掘り下げた情報を反映したアフリカにおける現在およびこれからの環境や開発問題に対する概要を提供します。またこれは野鳥やその生息環境、他の生物多様性を保護することと、自然資源の持続可能な利用のための生計手段獲得活動についてのバードライフ・アフリカ・パートナーシップの活動と知識を総合して示しています。さらに報告書はバードライフ・アフリカ・パートナーシップの保護活動とアフリカの鳥、生物多様性および自然に対する保護の展望を特集した‘総合ショップ’です。

北西ナミビアのエトシャ国立公園のズキンハゲワシとケープハゲワシ。アフリカのハゲワシの個体数は過去数十年の間に様々な脅威により著しく減少しました。脅威には、生息地の消失や劣化、食糧不足、化学薬品の誤った利用、古来からの薬としてハゲワシが取引の対象になること、および直接的な迫害などがあります。 写真提供:Smell me/Dreamstime.com

北西ナミビアのエトシャ国立公園のズキンハゲワシとケープハゲワシ。アフリカのハゲワシの個体数は過去数十年の間に様々な脅威により著しく減少しました。脅威には、生息地の消失や劣化、食糧不足、化学薬品の誤った利用、古来からの薬としてハゲワシが取引の対象になること、および直接的な迫害などがあります。
写真提供:Smell me/Dreamstime.com

報告書は協議プロセスと地域からのケース・スタディにより作られ、4つの主要な章に対して選ばれた色々なテーマを説明します: 序論―鳥や生物多様性は何故重要か、状況―アフリカの鳥の状況変化について何が分かっているか、圧力―なぜ鳥は減りつつあるのか、対応―この状況を改善するために何が出来るか

アフリカの鳥の種(2,355種)のうちの10分の1が危惧があると分類されており、そのうちの幾種かは絶滅の危機にあります。アフリカの鳥に対する最も重大な脅威は生息地の断片化、劣化、破壊です。アフリカ全土1,230ヶ所のIBAのうち、農業のための生息地の一掃が50%、木材の切り出しが23%の脅威を及ぼしています。IBA(重要生息環境)へのその他の脅威には気候変動、公害、インフラ開発や鳥の過剰な捕獲などが含まれます。

「鳥が生物多様性、健全に機能する生態系、最終的には持続可能な開発の指標としての役割があることは十分に認識されています。この出版物は、アフリカの自然と人々がどのように行動し、私たち全員が受けるに値する持続可能な開発を実現するために何をなすべきかを明確にするため、鳥の指標としての役割を適用する基準を設定するものです。」とバードライフのアフリカ地区ディレクターJulius Arinaitwe博士は言いました。

バードライフは保護、アドボカシー、関心の喚起および生物多様性保全を政策やプロセス計画の中心に置くように働きかけるなど様々な目標設定された保護プログラムを通してこれらの課題に取り組んでいます。

バードライフ・アフリカ・パートナーシップは人を中心にした自然保護を約束する25の国の25の独立したNGOによるネットワークです。パートナーシップは更にこのほかの16ヶ国でプロジェクトを通した活動を行っています。パートナーシップによる幾つかの信じられないようなサクセス・ストーリーは持続可能性が達成できるという希望を与えつつ明らかにしています。

しかし、これらの成功例にもかかわらず、まだ多くのことがなされねばなりません。私たちは持続可能な生計のために必要な保護対応を急いで進めるためにこの報告書が科学を基づいた政策決定の触媒になってくれることを望んでいます。

報告者:nairobi.volunteer

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