フォレスト&バード 大臣のフィヨルドランド・トンネルに関する決定を称賛

写真提供:paul bica / Flickr

フォレスト&バード(ニュージーランドのパートナー)は、二つの世界遺産サイト、フィヨルドランドのテワヒポウナムとアスパイアリング国立公園に長さ11kmのトンネルを通すという論議の多い計画を却下した自然保護大臣スミス博士の決定を称賛しています。

フォレスト&バードのアドボカシー部長ケビン・ハックウェルはスミス博士の決定は自然保護活動の高い地域の価値を認めているニュージーランド人にとって、素晴らしいニュースです。「フィヨルドランドは世界中の訪問客を惹きつける特別な場所の一つです。ルートバーン道路の山の下11kmを切ってミルフォード・サウンドへ限られた数の裕福な観光客を早く運ぶ道を作るのは、周辺の環境とこれまでの交通に依存していた地元のコミュニティにとって最悪の事態になるところでした。」

「私たちはハリフォード・ポータルの森のほぼ8ヘクタールを失い、トンネルから漏れ出る酸で国立公園内の河川を汚染する危険を犯すところでした。」

「世界遺産になっている場所でこのようなことを行えば、世界の観光客に非常に悪いメッセージを送ることになります。ニュージーランドは観光客が見に来る数世紀にもなる古い森と永久の風景を守るよりも、手っ取り早く稼ぐことを優先したと言っているのと同じなのです。」とケビン・ハックウェルは言っています。

フォレスト&バードはこのトンネル計画に反対して良く組織されたキャンペーンを行った‘ストップ・ザ・トンネル’グループに祝辞を述べます。

「私たちは次に大臣がフィヨルドランドのスノードン森林を通るモノレールの建設提案の是非を検討する際に同様の決定をしてくれることを願っています。」

ケビン・ハックウェルはモノレール計画はより規模が大きく世界遺産地域を侵害する影響があると言います。「もしモノレール計画が進めば、少なくとも67ヘクタールの野生生物の豊かな森林が伐採されるでしょう。この地域は古い低地森林でオナガコウモリ、モフア(ムシクイ類)、カカ(オウム類)など18種の絶滅危惧種の生息地です。」

スミス博士は、リバーストーン・ホールディングのフィヨルドランドを通すモノレール建設の申請は現在まだ検討中だと言いました。

 

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