オーストラリアでEagleCamによるアプローチがスタート
過去数年、シドニーのオリンピック公園にあるバードライフ・オーストラリア(オーストラリアのパートナー)ディスカバリー・センターはEagleCamの主催者を行ってきました。EagleCamとは、遠隔操作カメラ・システムで研究者が1つがいのシロハラウミワシの生態を観察、記録できるもので、2012年はまたエキサイティングな年になりそうです。
EagleCamのチームは前回の繁殖シーズン以来バードライフ・オーストラリアのディスカバr-・センターにいつも居るシロハラウミワシのペアのライブ放送で次のエキサイティングなエピソードを準備することに没頭してきました。EagleCamの技術者で全体の推進役であるジェオフ・ハッチントンは2012年の繁殖シーズンまでにインターネットでウミワシの活動を流すための新しいカメラの購入、テスト、セッティング、オーディオ用ケーブル、光ファイバーの準備に数ヶ月を使いました。今年は新しい特徴が加わります。巣に居るウミワシが見えるだけでなく、声を聞くことが出来るようになるのです。
チームはウミワシが20年に亘って使っていた巣が崩れて去年作った巣を今年改修するかどうかを辛抱強く待っているところです。しかし、どうやらウミワシは今シーズンは巣の場所を移動するらしく、今ゴムの木の25メートルの高さの所に新しい巣を作っています。ウミワシは現在この巣に加える巣材を持って定期的にここを訪れています。
今シーズンはEagleCamは新しいPTZ(パンチルトズーム)カメラをウミワシの巣から45メートル離れた林床に設置してその様子をクローズアップしています。ウミワシが去年の巣には戻らないことが確認されればケーブルが新しい巣の近くまで延長され、カメラは赤外線カメラや新しいオーディオ・システムと一緒に巣の近くの木に注意深く設置されます。このシステムが設置されればウミワシの生態が今年もまたインターネットを通じてライブで流されるでしょう。