ナイロビ会議 COP17 で野鳥保護の決議を採択

ナイロビ会議の第7回加盟国会議(COP17)が、海洋および海岸の生態系保全のためのツールとして、締結国の領土内にIBA(重要生息環境)を定め、生態系の健康度を示す指標として鳥に関する情報を利用することを今回のCOPの決議として12月14日に閉幕しました。

決議はナイロビ会議の事務局に対して締結国との協力の下、同会議の‘東アフリカ地域における保護区と野生動植物に関する議定書’を再検討することも求めました。

同会議に関連する地域における海洋IBAの公式な承認と議定書の再検討は、バードライフ・アフリカ・パートナーシップがナイロビ会議事務局と共同で進めたプロジェクトによる‘西インド洋の鳥とその生息地の状況’に関する総合報告書に記載された提言でした。総合報告書とCOPでのバードライフによるプレゼンテーションは広い意味での生態系の健康度を示す指標として、野鳥保護に対する一層の認識が必要なことを喚起しました。特に現在オイルとガスが国内および地方の開発課題として勢いを得ているのです。

今回のCOP決議はこの地域における(ソマリア、ケニア、タンザニア、マザンビク、南アフリカ、セーシェル、モーリシャス、レユニオン、マダガスカルおよびコモロス)野鳥保護とバードライフのIBAプログラムのスケールアップにまたとない機会を提供します。

「議定書の再検討と鳥および生物多様性保護の強化の役割は、今後数年のうちにCOP決議の目的が達成されるようにナイロビ会議事務局、締結国およびパートナーの間の協力・連携を求めています。」と地域科学およびIBAプログラム・マネージャーのAdemola AjagbeはCOPの閉会式の際に言いました。

報告者:Venancia.Ndoo

 

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