ナガランド(インド)での密漁による野鳥の虐殺

かすみ網に掛かってしまったニシアカアシチョウゲンボウの成鳥
写真提供:コンサベーション・インディア

11月1日、インドのインターネット・キャンペーン団体のコンサベーション・インディアが何千羽もの渡りをするニシアカアシチョウゲンボウがひどい虐殺をされているというショッキングなニュースを公表しました。この鳥はインド北東部のナガランド州で販売のために罠に掛けられたものです。

渡り時に大きな群れを作るニシアカアシチョウゲンボウの習性を利用し、地元の密猟者は鳥の塒のある広い範囲全体にかすみ網を張り巡らせて群れごと捕らえ、最後には殺され肉として販売されるまでは怪我をしていても生きたままにしておかれます。最近の罠猟と殺戮の規模は‘産業規模’と言えるほどに大きくなっており、これを止めなければ、このような持続可能でないレベルの狩猟はこの鳥の世界中の個体数に壊滅的な影響を及ぼすことは明らかです。

ニシアカアシチョウゲンボウが森林の中の塒に向かって飛ぶ時に捕えるために巨大な霞網が張られている。
写真提供:コンサベーション・インディア

コンサベーション・インディアがインターネットを通じて流したビデオは、正に今日のソーシャル・メディアの威力を示すもので、この感情に訴える話は数時間~数日以内に広がり、ニュースはチョウゲンボウの窮状を見た人にショックを与えつつ世界中に広がりました。コンサベーション・インディアの極めて効果的なキャンペーンは地元、インド内および国際社会を行動に駆り立てる助けになったのです。

悲運を待つ捕えられたニシアカアシチョウゲンボウ
写真提供:コンサベーション・インディア

インドのバードライフ・パートナーBNHS(ボンベイ自然史協会)は、このようなチョウゲンボウの虐殺が起きないようにするための活動資金を募金していますが、それによって行われる活動には、フィールド・チームを作って塒に居るチョウゲンボウをモニターし、その他の種も含むすべての鳥のこれ以上の不法狩猟の阻止に直接介入し、不法で見境のない狩猟が今もなお盛んに行われているナガランド州やその他のインド北東部の諸州のコミュニティで持続的な教育活動を行うことなどが含まれます。

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