欧州連合が外来種問題と取り組むことにより太平洋諸国の生計を改善

今日のフィジーでの特別イベントの開催に際して、欧州連合(EU)は太平洋地域全体での外来種による人々の生計に及ぼす脅威に取り組む地域活動への支援を正式に発表しました。

「太平洋のコミュニティは外来種による数多くの脅威に直面しており、それは食の安全、健康、福利へ大きな悪影響を与え、地域の自然遺産に重大な損傷を与えています。」とEUの対太平洋地域代表団の副代表のアリスター・マクドナルド氏は言いました。

これに応えてEUはバードライフ太平洋パートナーシップへの支援としてこの地域における外来種プログラムに対して4年間で約150万ユーロ(約15億円)の提供を公式に発表しました。

「私たちはバードライフ太平洋パートナーシップが行っている外来種の蔓延と影響を減ずる活動を支援することを喜びとしています。」とマクドナルド氏は言いました。「このプログラムには地域全体での根絶、抑制およびバイオセキュリティ活動により、げっ歯類、アメリカイグアナ、マングース、ミナミオオガシラ(無毒のヘビの一種)などの管理が含まれるでしょう。」

「EUが毎年1.3兆米ドル(約100兆円)と推定される世界経済への損失を与える外来種との取り組みの重要性を認識してくれたのはありがたいことです。」とバードライフ太平洋パートナーシップの理事ドン・スチュアート氏は発表しました。「最大の自然保護活動団体のネットワークとして、バードライフは人々の生計に対する緊急な問題に取り組むため、フィジー、クック諸島、サモア、仏領ポリネシア、パラオおよびニューカレドニアのバードライフ・パートナーと共同で活動を行います。」とスチュアート氏は言いました。

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