ゴロンタロ通信(JICA草の根事業) 2024年10月

2021年11月よりブルーン・インドネシアと共にインドネシア・ゴロンタロ州の森林周辺に住む農家の所得安定化に向けた活動を実施しています。あと2か月ほどで、3年間の活動も終了を迎えます。

そのため、2024年9月12日から9月28日まで現地を訪れ、ブルーン・インドネシアのスタッフ及び育成したインストラクターと共に、対象農家(150名)に対する事後調査を実施しました。

「良いことも悪いことも率直に答えてください」と呼びかけ、識字に問題がある農家からは、直接聞き取りをしながら解答用紙に記載することで、調査に協力してもらいました。この調査を通して、対象農家150名のうち126名が回答し、何を考えてプログラムに参加してくれていたか、またなぜグループとして活動することが難しいのかなどを学ぶことができたのが、大きな収穫でした。

滞在の最後に3年間の締めくくりとして、対象農家、インストラクターと村役場、地方自治体(県)から合計70名ほどにご参加頂き、2024年9月25日に最終報告会を実施しました。ここでは、これまでの活動を振り返り2地域6村から代表して2名のインストラクターと最優秀農家さんに、有機肥料やグループでの活動促進についての利点や今後の活動に関する考えをプレゼンしてもらいました。また、村役場からも本プロジェクトの貢献や影響について意見を頂きました。

 

本プロジェクトは、2024年11月で終了しますが、今後も村役場や政府と協力し、育成したインストラクターを中心に、有機肥料の使用とグループによる活動の促進を各村で進めていく所存です。

 

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