ベトナムにおいて、森林地区2万ヘクタールを借り上げた保全事業が立ち上がりました
ベトナムクアンビン省の水源涵養林で、生態系保全および生態系サービス向上のための事業が立ち上がりました。この事業は、長期的な森林保全のため、30年間にわたり約2万ヘクタールの森林を借り上げる、ベトナムで初の試みとなります。事業の最初の5年間(2014年~2019年)の活動資金として、3つの国際NGO(バードライフ・インターナショナル、国際自然保護連合オランダ、ワールド・ランド・トラスト)から約150万USドルの援助が決定しています。 事業では、森林保全に関する法的措置への支援に加え、森林地域における住民の生活向上、持続可能な森林資源の管理および野生生物の密猟の削減等のために支援活動を行っていきます。 なお、バードライフ・インターナショナル東京は、2013年度に東京で開催したガラ・ディナーにおいて集まりました、皆様からの暖かいご支援を当事業に拠出しています。
ベトナムでのプレスリリースはこちら(英文/和文)
また、当事業地域において、絶滅危惧種のサオラ(ウシ科の哺乳類)が自動カメラによって撮影されました。ベトナムではサオラの目撃情報はほとんどありませんでしたが、今回の撮影記録により、希少なこの哺乳類が、まだ野生で、この地域に生存していることが確認されました。
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