保護オジロワシが放鳥されました
11月27日、鷹匠の石橋美里氏が佐賀県生産者支援課の依頼を受け保護をしていたオジロワシ(絶滅危惧Ⅱ類(環境省レッドリスト)・天然記念物)を放鳥しました。
バードライフ東京は、ショパール ジャパン株式会社の「アルパイン イーグル」のローンチ・イベントで石橋氏とのご縁を頂き、ガラ・ディナーにもご協賛をいただいています。
オジロワシは日本で繁殖する最大の猛禽類で、北海道の一部で繁殖し、北海道と本州北部で越冬します。保護されたオジロワシは、2021年2月27日に佐賀県江北町の田んぼにて目撃され、佐賀県には保護施設がなく、石橋氏に声がかかりました。
轢かれた動物を見つけ採餌していたところ、車と接触し片翼を負傷して近くの田んぼで保護されたとみられています。
石橋氏の懸命な飼育の甲斐あり、痩せていたオジロワシの体重は無事増え、羽根の欠損もなく放鳥の日を迎えることができました。放鳥後は、石橋氏が手を放すと元気よく大空へ飛び立ちました。
環境省によると過去5年間オジロワシは九州では発見されていなかったということです。鳥類の生息環境の保全にも取り組んでいるバードライフ東京は、引き続き石橋美里氏の活動を応援しています。