ユーロ・バードウオッチ:渡りの魅惑

野外で観察をするチェコのバードウオッチャー

先週の週末、ヨーロッパと中央アジア33カ国から6万4千人の人たちがユーロ・バードウオッチ12に参加して鳥の渡りを観察しました。このイベントはバードライフ・ヨーロッパが毎年行っているバードウオッチング・イニシアティブで、この時期に鳥は南半球の越冬地に向かうので、参加者は鳥の渡りを観察し、学ぶのです。ユーロ・バードウオッチは鳥の渡りへの関心を高める絶好の機会で、また絶滅危惧種とその生息地を守るために必要な活動を推進します。

ヨーロッパと中央アジアのバードライフ・パートナーが2,500以上のイベントを企画し、参加者は頭上を渡って行くおよそ6百万羽の鳥を観察しました。

「最後に大切なことを言いますが、ユーロ・バードウオッチはすべての野鳥愛好者が出会い、経験を共有し、一緒に鳥の渡りの奇跡を楽しむ絶好のチャンスなのです。」とユーロ・バードウオッチ12のコーディネーターを務めたチェコ鳥学会(CSO)の理事Zdeněk Vermouzekは言っています。

毎年、ヨーロッパと中央アジアのバードライフ・パートナーはすべての年齢層の人々が野鳥を楽しみ、鳥の渡りについての興味深い新事実を発見するようないろいろなイベントを準備しました。主催者は参加者の鳥とその保護に対する興味を刺激し、絶滅危惧種の状況を改善し、希望をもたらすことを望みました。

鳥の観察結果は国ごとに集計され、CSO(チェコのパートナー)が協力するヨーロッパ・センターに問い合わせされました。

鳥類学的ハイライト:

・ ユーロ・バードウオッチ2012で最も多くの個体数が観察されたベスト3はモリバト、ホシムクドリ、ズアオアトリでした。これらの種はすべて典型的な渡り鳥です。
・ ヨーロッパ南部ではフラミンゴが最も賞賛され、それに対してヨーロッパ北部ではオオハシシギ、ルリビタキ、アメリカウズラシギなどの希少種が記録されました。東部の国々ではイヌワシ、ソウゲンワシ、ハグロツバメチドリ、オオノガン、ヒメノガンなどの希少種が見られました。
・  海鳥の観察地の中ではイルカの群れの中で魚を捕るたくさんのオニミズナギドリ、ヨーロッパミズナギドリやカツオドリを観察する機会を与えてくれたジブラルタルが最も魅力的でした。
・ フィンランドの観察者はおよそ40万羽のカオジロガンを記録し、それに対してスエーデンの観察者からは27万5千羽のカオジロガンとおよそ37万羽のモリバトの報告がありました。
・ ウクライナからは2羽のソウゲンワシが狩をしているのが観察されたとの報告が寄せられました。
・ トルコからは世界的な絶滅危惧ⅠA類のマミジロゲリが1,350羽も観察されたとの信じがたい報告がありました。

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