森林の保全

© Murray Cooper

世界では今、1秒間にサッカー場1つ分、1年間におよそ1,000万ヘクタール以上の熱帯雨林が消滅しています。熱帯雨林は、生物多様性を育む重要な生態系の一つであるとともに、私たちにも生態系サービスとして、有形無形の恵みをもたらしてくれます。森林は光合成を通じて二酸化炭素を吸収するため、森林の減少を防ぐことは、地球温暖化の防止につながります。

Forests of Hope

「Forests of Hope」は、生物多様性および気候変動対策、そして人々の生活のためにバードライフ・インターナショナルが世界規模で取り組む森林保全プログラムです。森林破壊の防止と天然林の保全と同時に、その活動に地元・周辺地域の人々が参加し、彼らが森林資源の持続可能な利用により経済的な恩恵にあずかれるよう、新しい時代にむけた森林保全の仕組みづくりを進めています。

アジアには、インドネシア、マレーシア、カンボジア、フィリピン、ベトナムの合計5カ国に「Forest of Hope」の森があります。

インドネシア Harapan Rainforest 詳細

マレーシア  Belum-Temengor Forest Complex 詳細

カンボジア  Western Siem Pang Forest 詳細

フィリピン  Mt Irid Angelo 詳細

ベトナム   Annamese Lowland Forests 詳細

森林保全がなぜ地球温暖化防止につながるの?

森林は成長する過程で大量の二酸化炭素を吸収するので、開発などにより消失してしまうはずだった森林を保全したり、破壊された森林を復元したりすると、二酸化炭素の大気中濃度を抑えることができます。たとえば、バードライフ・インターナショナルが1980年代から保全活動を行っているシエラ・レオネにあるGolaの森林は、今後20年間で合計2,100万トンもの二酸化炭素の吸収すると試算されています。これは、18万3,000台の乗用車から排出される二酸化炭素の量に匹敵します。バードライフは、途上国での森林保全や復元による温室効果ガス排出削減に経済的なインセンティブを与える仕組み、REDD+の開発・発展を支援しています。

 

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