IUCNレッドリスト2017年版が改訂されました

IUCNレッドリスト2017が公開されました。バードライフは、IUCNレッドリスト鳥類部門の公式な策定機関として、鳥類部門のリストを改訂しています。
今回の鳥類部門改訂では238種の鳥類について見直しが行われ、このうち62 種がランクアップ、66 種がランクダウン、残りは現状維持となりました。

日本に生息するシマアオジが絶滅危惧IB 類(EN)から絶滅危惧IA 類(CR)にランクアップされるなど、予断を許さない状況の鳥がいるなか、キーウィの仲間の2種(Northern Brown Kiwi、Okarito Brown Kiwi)が絶滅危惧IB 類(EN)から絶滅危惧II 類(VU)にランクダウンするなど、明るい話題もありました。

キーウィのレッドリストランク変更に関する記事:
Stars of the Red List: two kiwi species are no longer Endangered

バードライフでは、日本野鳥の会や山階鳥類研究所、バードリサーチ、サロベツエコネットワークなどの日本の団体だけでなく、ロシア、中国、韓国、東南アジア諸国のパートナーと共同で、シマアオジの国際的な保全に取り組んでいます。今後、シマアオジがキーウィのように明るい話題を提供できるよう、取組を強化していきたいと思います。

 

■レッドリスト2017鳥類版改訂に関するプレスリリース

改定の概要(英語)

 

変更になった種の一覧(英語)

■シマアオジについての情報
 バードライフ Fact Sheet(英語)
 Is the Yellow-breasted Bunting the next Passenger Pigeon? (BirdLife International)

バードライフ本部の発表はこちらです

 

今回深刻な危機(CR)にランクアップしたシマアオジ@kaset sutasha

 

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