Biosfera I と準絶滅危惧種ケープベルデミズナギドリの保護

ケープベルデミズナギドリの幼鳥
写真提供:Biosfera

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カボベルデ共和国の環境保護NGOのBiosfera I がケープベルデミズナギドリの保護に熱心に取り組んでいます。

2006年に設立されたBiosfera I は主として食料として捕獲されるケープベルデミズナギドリへの迫害を止めさせる活動を始めました。本種は昔から捕獲され、カボベルデの伝統的なご馳走として毎年数千羽が殺されていました。この捕獲が本種の減少を招き、現在はバードライフにより準絶滅危惧種に指定されています。この脅威に対処するため、BiosferaはRaso島とBranco島(ケープベルデミズナギドリの75%がこの2島で繁殖する)で、地元のコミュニティ(特に漁民)と共同で本種の保護活動に取り組んできました。ケープベルデミズナギドリは繁殖年齢に達するまでに6~7年を要し、Biosferaはヒナがこの年齢に達するまでを助けるために多くの時間とエネルギーを、ヒナを守るために費やしました。今やヒナたちは営巣するためにRaso島に戻って来ています。CMB(渡り鳥保護)プロジェクト(MAVAの資金によるバードライフのプロジェクト)とAlcyonプロジェクト(FIBAが支援)による支援を受けて、地元コミュニティやかつてのハンターと共に現地の保護チームが離れた場所も含め、本種のモニターと追跡調査を行っています。

漁民の訓練 写真提供:Biosfera I

漁民の訓練
写真提供:Biosfera I

ミズナギドリへの脅威に関する関心を喚起した結果、地元コミュニティやかつてのハンターが本種の重要性についてよく理解する助けになっています。現在の活動を強化するためにケープベルデミズナギドリの保護のための‘種のための行動計画(SAP: Species Action Plan)が準備されており、今年末までに開催されるSAPのためのワークショップが計画されました。

報告者:Obaka Torto

 

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