マルタでの暴力行為: バードライフのボランティアが狩猟禁止に抗議する過激派に襲われた

この狩猟禁止処置はマルタ共和国のKarmenu Vella氏のEUの環境コミッショナーへの指名を後押しし、反対を抑える動きの中でマルタ政府が行ったものです。

バードライフ・ヨーロッパは、マルタ政府による狩猟シーズンの中断決定に抗議するデモ隊から分派した暴徒によりバードライフ・マルタ(マルタのパートナー)のボランティアが受けたこの週末の容認しがたい暴力行為を強く非難するものです。一連の密猟事件の後に出された狩猟禁止の決定はマルタ狩猟協会の中の一部の過激派から怒りの反発を引き起こしました。狩猟協会のメンバーの多くは密猟や暴力行為からは距離を置いています。バードライフはマルタ当局に対して法規制を回復する努力を一段と高め、渡り鳥を研究し密猟を監視するボランティアを適切に守ることを求めています。

最近のマルタでの劇的な事件が、新たに任命された欧州委員会委員長Jean-Claude Junckerがマルタのコミッショナーを環境大臣に任命し、‘EU野鳥指令’の“徹底的見直し”を命じた決定に対するバードライフの疑問を際立たせています。次期コミッショナーのVellaは自国政府を楽にさせるためにEUの自然保護を弱めるために彼の役職を利用しようとはしないことを欧州議会議員に納得させねばならないでしょう。

バードライフのEU政策ヘッドのAriel Brunnerは次のようにコメントしました。「私たちはこの問題をJunckerがVellaを指名した当初から提起しました。これはマルタ共和国やマルタ国民に対する反対ではありません。問題のポイントは欧州の自然を保護している法律を全面的に見直そうとする必要があると言うJunkerが間違っているということです。そして、それに加えて、彼はこれを進めるのに密猟者や自然保護法違反の対策に深刻な問題を抱えるマルタ共和国の政治家を任命したということなのです。」

(報告者:Luca Bonaccorsi)

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