より強力なバードライフのパートナーシップが地中海の渡り鳥のために行動する

設置場所の良くない送電線や風力発電プラントは
渡り鳥を衝突死させたり、渡りを妨害する可能性がある
写真:BSPB

マヴァ基金の支援による地中海でのフライウェイ保護の能力開発のためのバードライフ・パートナーシップ・プロジェクトが早くも結果を出しています。それには、バルカン諸国の重要な渡りの中継地での狩猟禁止や地中海の2ヵ所の狩猟と罠猟の悪名高い場所での進展が含まれています。

CZIP(モンテネグロのパートナー)はモンテネグロのサスコ湖IBA(重要生息環境)での2年間の狩猟禁止を勝ち得ました。同IBAは生物多様性に対する脅威によりバードライフが‘危機にあるIBA’と特定した場所です。バードライフ・キプロスは不法罠猟に対処するための同国初の戦略的行動計画の草稿を提出し、バードライフ・マルタは春の狩猟廃止のためにマルタのNGO連合結成を主導しました。SPNL(レバノンのパートナー)は狩猟ライセンス試験のためにハンターに同国初の訓練コースを行いました。

設置場所の良くない送電線や風力発電プラントは渡り鳥を衝突死させたり、渡りを妨害する可能性があります。CZIPとマケドニア生態学会(マケドニアのパートナー)は同国のエネルギー部門と共に環境影響アセスメントが適切に行われるように活動を行っています。AAO(チュニジアのパートナー)はチュニジア電気・ガス協会および他のエネルギー部門の主要な利害関係者と新しいパートナーシップを組み、エネルギー設備の渡り鳥に対する悪影響を減らす方法に関する協議に参加しています。

プロジェクトの初年度にはモンテネグロのCZIPとモロッコのGREPOMの二つのNGOが参加し、バードライフ・パートナーシップの制度的な能力構築支援のお蔭で、共にバードライフ・パートナーとして認められました。この結果8つのプロジェクト参加NGO全てがバードライフ・パートナーシップのメンバーになりました。

なお、バードライフの能力構築支援により今年は更に2つのNGO、クロアチアのユグラBIOMとセルビアのバード・スタディ保護協会がバードライフのメンバーシップに加わりました。アルジェリアに対するNGO評価ミッションが今年の初めに行われ、また、バードライフはアルバニアのNGOにも能力開発支援を行っています。バルカン諸国の能力開発オフィサーが採用され、この地域の新しいパートナーの開発とパートナーシップ強化のためにリソースを探しています。

MAVAの資金支援によるプロジェクトは、アフリカ=ユーラシア・フライウェイの地中海部分における保護活動の長期的な改善を達成することを目標にしています。そのために、地元の人々、政府および国際コミュニティと共に、主要な種、サイトおよび生息地を守るために効率的に活動する自然保護NGOのダイナミックなネットワークを設立し、それを強化して行きます。

参加者は経験を共有し、これまでの目覚ましい進展を見直し、次のステップを考えるためにバードライフの世界会議に出席しました。

世界会議はバードライフのNGOにとって他のNGOが何をやっているかを学び、今まで以上に緊密で効率的に協力するための絶好の機会でした。これからの共同活動へのアイディアには地中海地域全体での狩猟と罠猟に対する統合キャンペーンの開発があります。

MAVA基金会長のリンダ・マンソンの出席により、バードライフの世界会議はプロジェクトの達成度をMAVAに示す良い機会となり、MAVAの手厚い支援に感謝することが出来ました。

報告者:Martin Fowlie

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