キガオミツスイにスポットライトをあてる

どこへでも自由に
足環を装着されたキガオミツスイを野外に放鳥
写真提供: Chris Tzaros

オーストラリア・ニューサウスウエールズ州からの良いニュース: 最大で50羽の絶滅危惧ⅠA類のキガオミツスイが、バードライフ・オーストラリア(オーストラリアのパートナー)の森林の植生を守るための‘生物多様性のための森林の鳥プロジェクト’により契約されている単一の場所で記録されました。

キガオミツスイの個体数は世界中で500~1,000羽なので、ハンター渓谷内のQuorrobolong付近の場所で50羽もの群れが見つかるというのはエキサイティングなことなのです。この数はここ何年かの間に観察された本種の群としては最大数です。それ以上にエキサイティングなのはキガオミツスイが観察された場所というのが、キガオミツスイやその他の森林の鳥を保護することを目的に去年バードライフ・オーストラリアの‘生物多様性のための森林の鳥プロジェクト(WBFB)’により指定された地域であることです。

「指定地区でキガオミツスイとオトメインコの群が記録されたということは、私たちがやり遂げようとしていることが正しいと証明しています。今私たちはもっと多くの彼らの生息地を指定地区にするための活動を行っているところです。」とWBFBのプロジェクト・マネージャーのディーン・イングワーセンは言いました。

この土地に残された植生は土地所有者の共感により管理されてきた経緯があり、その結果ここはキガオミツスイだけでなく、オトメインコ、キキョウインコ、テリクロオオム、タテフムシクイ、オニアオバズク、チャイロキノボイなど数が減ってきている多くの森林性の鳥の避難所だったのです。

‘生物多様性のための森林の鳥プロジェクト’はオーストラリア政府の‘国を慈しむ’プログラムにより資金提供が行われています。

 

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