‘世界ペンギンの日’を祝おう、そして、ペンギンの追跡データベース

ハッピー ペンギン・デー! 写真提供:Ben Lascelles

4月25日は‘世界ペンギンの日’ですが、おそらくこの頃からアデリーペンギンが繁殖地に戻り始め、それによりタキシードでドレスアップする言い訳が出来、この人気がある可愛い鳥を祝うことが出来るからでしょう。

理由が何であれ、ペンギンは可能な限りの助けを必要としています。18種のペンギン類のうち15種が世界的に絶滅の心配があるのです。ペンギンの保護活動は、繁殖地を離れている時には彼らがどこに行くのかという情報が断片的にしかないことが妨げになっています。この重要な情報ギャップを埋めるためにバードライフ・インターナショナルと南極調査科学委員会は英国南極調査に加わり、6種のペンギンについて‘データベース追跡’を集めます。このプロジェクトには英国政府の‘ダーウィン・イニシアティブ’が資金を提供します。

これまでにも数多くのペンギンの追跡調査が行われていましたが、その結果を一つにまとめたものがありませんでした。今回のデータベースはヒゲペンギンやオウサマペンギン、アデリーペンギンとジェンツーペンギン(この2種は準絶滅危惧種)、南極海のウェッデル海とスコシア海およびサウスジョージア周辺の海域のマカロニペンギンとイワトビペンギン(共に絶滅危惧Ⅱ類)に関する既存のデータとの照合が行われます。

バードライフは既に世界最大の海鳥の追跡調査データベースを管理しています。世界中の専門家によるアホウドリ類とミズナギドリ類の調査結果を集めた‘世界ミズナギドリ類追跡データベース’は特に延縄漁に関する海洋管理政策の決定事項を知らせる上で重要でした。

ペンギンは海洋環境の優れた指標です。一般的に、彼らが採餌する場所はアザラシやクジラなどの他の海洋性捕食動物にとっても重要です。ペンギンにとって重要であることが証明された公海上のエリアが明らかにされれば、それは海洋保護区の候補地としてバードライフの海洋IBAのリストに加えられるでしょう。

「種によっては近年80%も数が減っているペンギンがいます。」とバードライフの世界海洋IBAオフィサーのベン・ラッセルは言いました。「彼らの海洋環境を保全することが、大きな打撃を受けている個体数の回復には重要なのです。既存のペンギンの追跡データを一つにまとめ、保護の対象とすべきエリアを特定することにより、このプロジェクトは海洋の保護において支出や努力に見合うものになるはずです。」

報告者:Martin Fowlie

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