緊急告知: 寒波で水鳥が窮地に

アオガンとマガンの群れ、ブルガリアにて 写真提供: © V. Mladenov

南東ヨーロッパの雪嵐と大寒波に見舞われた水鳥を守るための緊急対策にご支援を: ‘水鳥基金’にご寄付ください。

過去50年間、世界中の数千人のバードウォッチャーが毎年自発的に‘国際水鳥センサス’を援助しており、これを世界最大の市民科学プログラムとなっています。多くのバードライフ・パートナーがウェットランド・インターナショナルとAEWA(ユーラシア・アフリカ渡り性水鳥の保全条約)と連携して、地元でのカウントや特別な種あるいは地域的に集中する水鳥のモニタリング・プログラムを支援しています。

ただ残念なことに、今年になってバルカン半島にいる私たちの仲間が、絶滅危惧種のアオガンなど多くの水鳥が、南東ヨーロッパで発生した大寒波と雪嵐に見舞われ窮地に陥っているという非常に気掛かりな写真や目撃談を送ってきています。バードライフは国家機関と狩猟協会に対して緊急対策を取ることを求める呼びかけに加わり、ブルガリアとギリシャでの狩猟の一時中断を提唱しています。この緊急事態には集中的なモニタリングが必要ですが、バルカン諸国やエーゲ海周辺国の水鳥カウントのフィールド・チームの資源は限界まで来ており、ボランティアへの依存も既に高くなっています。

カイツブリ:ボスニア・ヘルツェゴビナにて  写真提供:© Narcis Drocic

そこで今回、寄付金を集める緊急告知が行われました。集まった資金は寒波からの避難所(悪天候の際に多くの水鳥が集まる場所)における水鳥の数と状態の変化をモニターする南東ヨーロッパのフィールド・チームの支援に充てられます。寄付によって、ボスニア・ヘルツェゴビナのカイツブリやセルビアのオオバンやその他の多くの美しい種の保護活動に大きな違いが生まれます。

温かいご支援に感謝します。

セルビアのマガモ   写真提供:© Aleksandar Jankovic

 

報告者:Gui-Xi Young

 

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