フォレスト&バードが海鳥の混獲に対する提案を求めています
第一次産業省と自然保護局が‘海鳥のための行動計画’の原案に対するコメントを求めています。提出の期限は11月21日午後5時です。
最近の推計によれば毎年4万羽の海鳥がニュージーランドの海域で魚網あるいは釣り針に掛かって死んでいることが示唆されています。
「ニュージーランドの海鳥は本当にこの文書に対する提案を必要としています。さもないと、この計画の最終版が絶滅危惧のあるアホウドリやミズナギドリを適切に保護する機会を失う恐れがあるのです。」とフォレスト&バードの海鳥擁護担当のカレン・ベアードは言っています。
「商業漁業による危険が最も高いのが固有種のクロミズナギドリで、しばしばホウラキ湾でフエダイやブルーノーズを追っている漁師に混獲されています。」
「‘海鳥のための行動計画’は今後の5年間にニュージーランドで非常に高い海鳥の混獲問題を軽減するため、政府および漁業の努力を具体化するでしょう。ですから、これを正しいものにすることは必須のことなのです。」とカレン・ベアードは言います。
「海鳥はレクリエーションの釣りでも殺されることがあるので、これもこの文書では中心課題になっています。」
「漁師は海鳥の混獲を防ぐのには簡単な防止策を取るだけでよいのです。」
「バードライフ・インターナショナルとアホウドリ・ミズナギドリ保護条約(ACAP: 日本は未加入)を進める国々は混獲を少なくする最善の手法を開発するために漁師と共に研究してきました。これらの手法を忠実に用いれば、漁を行う時の海鳥の混獲を減らすのに効果があるのです。」
「フォレスト&バードはこれらの手法を用いることがニュージーランドの海域では義務となることを望んでいます。」と彼女は言っています。