ミズナギドリ保護のためのフィジーでの相互視察プログラム

カワリヒメシロハラミズナギドリの巣の前でその保護について話し合うガウ島の住民

バードライフのフィジー・プログラムを担当する2つのサイト支援グループ(SSG)所属の地域メンバーが先ごろミズナギドリ類の保護技術に関する経験を交換するためにガウ島でのネーチャー・フィジー/MareqetiVitiプロジェクトを訪問しました。

これに先立つ9月にはカダブ島のナブケレブ山SSGと本島のビティ・レブ島のバツイラSSGの代表がカワリヒメシロハラミズナギドリとフィジーミズナギドリの保護を目的に長期に行われているネーチャー・フィジー/MareqetiVitiプロジェクトを訪問しています。

「一週間に亘る訪問の主目的はミズナギドリ類の調査技術について地元のボランティアとガウ島のネーチャー・フィジー/MareqetiVitiのフィールド・スタッフの間で知識を共有しスキルを強化しつつ、情報交換の基盤を提供することでした。」とバードライフのフィジー・プログラム担当のMere Valuは言いました。

この訓練によりSSGのメンバーはミズナギドリのモニタリング、衛星追跡・探索などを学ぶことが出来ました。チームはこの一週間を、ニュージーランドから連れてきた訓練された探索犬を使って見つけた絶滅危惧Ⅱ類のカワリヒメシロハラミズナギドリの巣穴を探し、モニタリングすることに費やしました。彼らはガウ島のNukuloa村とNavukailagi村の地域メンバーと共にミズナギドリおよびその生息地を守ることの重要性について話し合いました。

「この訓練で私はカダブ島のIBA(重要生息環境)内の密林にあるカワリヒメシロハラミズナギドリの巣穴を探しながら、重要なことは何かを理解することが出来ました。」とナブケレブ山SSGの会長Jovesa Drauは言いました。

ガウ島はマングースなどの外来種が居ないことがユニークな点です。外来種はフィジーの他の島では鳥に対する大きな脅威となっているのです。またガウ島には密林があり、これがカワリヒメシロハラミズナギドリなどの海鳥に理想的な営巣地になります。ガウ島は絶滅危惧ⅠA類のフィジーミズナギドリの世界で唯一の繁殖地と考えられています。

サイトを相互に視察することでナブケレブとバツイラSSGは異なった調査方法の利用と、それをどのようにフィジーのミズナギドリ類の探索とモニタリングに適用するかを理解することが出来ました。

「私たちは訓練された探索犬を使うと、隠れた海鳥の巣穴を探すために起伏の多い地形をトレッキングする時、非常に助かることを知りました。」とバツイラSSGのAkuila Qionibaraviは言いました。

今回の調査はクリティカル・エコシステム・パートナーシップ基金の支援によるものでした。同基金はフランス開発局、コンサベーション・インターナショナル、地球環境ファシリティ、日本政府、マッカーサー財団および世界銀行の共同イニシアティブです。

報告者:BirdLife Pacific

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