絶滅寸前のアオメヒメバトの自然繁殖&人工孵化が成功!
絶滅寸前の鳥、アオメヒメバト(学名:Columbina cyanopis)をご存知ですか?この鳥は75年間にわたって“絶滅した”と考えられていましたが、2015年にブラジルで奇跡的に再発見され、世界に大きな希望をもたらしました。
BirdLife International東京とブラジルのパートナー団体SAVE Brasilは、経団連自然保護基金(KNCF)のご支援を受けて、アオメヒメバトの保全プロジェクトを推進しています。生息地の保全や人工繁殖、地域との連携、普及啓発など、多角的なアプローチで個体数の回復を目指しています
2024年度は、飼育施設で3羽、自然環境下でも3羽の孵化が確認され、さらに2つの卵が孵化間近となっています。これは、本プロジェクトを開始してから過去4年間で最も大きな成果です。

収集された卵 ©Tony Bichinski

飼育施設で孵化したアオメヒメバト ©Vitória Gozzo

野生で孵化したアオメヒメバト ©Edson Ribeiro
今後も私たちは、この好機を活かしながら、個体数の更なる回復と、地域コミュニティとの連携強化、環境意識の向上に取り組んでまいります。