ドイツ議会2014~2020年のEUの環境支出の拡大を要求

EUの首脳が2014年~2020年の予算を交渉する最初のトップ・レベルのラウンドのためにブリュッセルに集まる一日前の6月27日(水)、ドイツ連邦議会の環境委員会はEUの環境プログラムであるLIFEの大きな強化を求める画期的な決定を採択しました。

CDU/CSUグループのアンゲラ・メルケル首相により提案され、ほぼすべての政党の同意が得られているように、ドイツ連邦議会の環境委員会は予算の増加を求めています。それはNABU(ドイツのバードライフ・パートナー)によれば、EUの財政枠組みである7年間に亘り、欧州委員会の提案である36億ユーロ(約3,600億円)あるいは同委員会提案のEUの予算総額の0.7%を、倍以上にするべきだというものです。

現在LIFEプロジェクトはEUの予算の僅か0.2%を受けているだけで、これに欧州委員会提案の主題領域の大きな拡大を加えて上辺を飾る0.3%への増額があります。ドイツ議会は今LIFEはナチュラ2000の費用の10%を使えるようにすべきであると主張しています。これは欧州議会、同委員会およびメンバー国の推計によれば年間60億ユーロに相当します。ここ数ヶ月の間に他のメンバー国の多くがすでにドイツの環境省が進めているこの姿勢に共感の意を示しました。

バードライフ・ヨーロッパとドイツのパートナーNABUは本日ドイツ議会の環境委員会が行った、LIFE基金の非常に優れた効率とそのEUの生物多様性政策に対する重要な役割を強調する決議を歓迎しました。また政策決定者たちが、特に現在の危機に当たって、基金の価値に目を向け始めたことには勇気付けられます。

バードライフ・ヨーロッパをはじめ他の多くの欧州の環境NGOが、ナチュラ2000ネットワークとその他多くの重要な環境対策の15%支出が可能になる、EU予算の1%をLIFEの予算として増額するよう求めています。

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