アジアの陸生鳥類モニタリングに関するリーフレットを作成しました

アジア地域に生息する陸生鳥類は、シマアオジやカシラダカをはじめとして、急激に減少しています。その原因は、アジア地域の経済発展に伴う、過剰な狩猟や生息地の消失、農薬などの影響と考えられています。このような急激な減少は、シマアオジやカシラダカ以外でも起こっていると考えられていますが、アジア地域全体をカバーするモニタリングや調査は実施されていないため、詳細は明らかになっていません。

 そこで日本、中国、韓国、ロシアの4か国の政府関係者や研究者らが集まり、アジア地域に生息する陸生鳥類の現状を把握し、共同で調査・保全を行なっていくことを目的とした「東アジア陸生鳥類モニタリングスキーム」が、2015年3月に発足しました。

 日本では、環境省が主体となり、「モニタリングサイト1000」や「鳥類標識調査」という事業が進められています。全国でモニタリングサイトを設置して陸生鳥類を含めた生物多様性に関する基礎的な情報収集が進められています。これらの調査は東アジア陸生鳥類モニタリングスキームに貢献しうる重要なデータとなります。また、アジア地域では統一されたモニタリングはほとんどないため、アジア地域におけるモニタリングのモデルとしての役割も期待されています。

 バードライフ東京では、環境省の請負業務の一環として、陸生鳥類のモニタリングの必要性を啓発し調査に参加してもらうことを目的に、アジアの陸生鳥類に関するリーフレットを作成しました。リーフレットを以下よりご覧ください。

リーフレットはこちら

東アジア陸生鳥類モニタリングスキームへの協力(認定NPO法人バードリサーチ)

リーフレット「アジアの鳥を調べよう 記録しよう」(公益財団法人日本野鳥の会)

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