生物多様性条約第12回締約国会議への声明文の発表
生物多様性条約第12回締約国会議(CBD COP12)が、2014年10月6日から17日にかけて、韓国ピョンチャンで開催されます。COP12では、2010年のCOP10で合意された「戦略計画2011-2020と愛知目標」の進捗について議論されます。本会議で発表される世界生物多様性概況第4版(GBO4)では、「これまでの取組の進捗は不十分であり、大部分の目標はまだ達成可能ではあるものの、厳しい状況にある」と報告される予定となっています。この状況を打破し、目標を達成するためには、全ての関係者が、あらゆるレベルで資源動員を加速させ、革新的で大胆な活動をとることが必要となっています。
これらの課題解決に向け、バードライフ・インターナショナルは、コンサーベーション・インターナショナル、ザ・ネイチャー・コンサーバンシー、WWFと共同で、下記の7項目についての声明文を発表しました。
1.すべての関係者からの資源動員のためのアクションを強化
2.途上国向け国際資金の流れの確保と目標設定
3.生物多様性を重点項目とし、国内における資源動員を拡大
4.生物多様性に関する資源の流れ、乖離やニーズに関するモニタリングと報告の促進
5.効率的な資金活用のための能力の向上
6.愛知目標2(生物多様性の価値の各種計画、制度への組込み)、愛知目標3(生物多様性に関する適正な補助金・奨励措置)、愛知目標4(持続可能な消費と生産)の実施努力の加速化
7.生物多様性と生態系に関連する持続可能な開発目標(SDG)の実施手段の提供
バードライフ・インターナショナルは世界120か国のパートナー団体とともに、COP12に参加し、これらの課題の解決に向け、積極的に発言する予定です。
声明文の詳細はこちら