第2回グローバル・フライウェイ・サミット閉幕 ―『ナイロビ・フライウェイ宣言』を採択
ケニア・ナイロビで開催された第2回「グローバル・フライウェイ・サミット(GFS)」が閉幕しました。
サミットでは、世界の渡り鳥とその生息地が直面する危機について、科学、政策、自然保全、金融などさまざまな分野から議論が行われ、その成果として「ナイロビ・フライウェイ宣言(Nairobi Flyways Declaration)」が採択されました。

グローバル・フライウェイ・サミット閉会式

渡り鳥は、国境を越えて大陸や地域を行き来します。そのため、一つの国や地域だけでなく、繁殖地や越冬地、その途中にある湿地や沿岸域など、渡りのルート(フライウェイ)全体を守るための国際的な協力が不可欠です。
今回の宣言では、政府、科学者、自然保護団体、金融機関などが連携し、渡り鳥とその生息地の保全に向けた取り組みをさらに進めていくことが示されました。また、開発銀行などによる大規模な資金動員も表明され、自然保全を政策や金融の仕組みに組み込んでいくための重要な一歩となりました。
バードライフ・インターナショナルの名誉総裁 高円宮妃久子殿下は、渡り鳥は国境を越え、アジアとアフリカ、北極圏と熱帯地域をつないでいることに触れ、渡り鳥を守るためには国際的な協力と連携が必要であることを強調されました。
また、科学界、自然保護団体、金融セクターが力を合わせて行動する今回の動きを「重要な転換点」とされ、長年待ち望んできたこの機会への期待を示されました。
サミットを通じて示された新たな連携とコミットメントを、世界のフライウェイとそこに生きる渡り鳥の保全に向けた具体的な行動につなげていくことが期待されます。
また4年後に集うその日まで、バードライフのパートナーは、それぞれの地域で自然と鳥類を守るための活動を続けてまいります。

記者会見の様子
【英国The Guardian紙で、ナイロビ・フライウェイ宣言について紹介されました】
One in nine migratory birds threatened with extinction, global report says | Birds | The Guardian

