タイの保全プロジェクトサイトで今年も7羽のヘラシギが確認されました
バードライフは、タイのパートナー団体であるBCST (Bird Conservation Society of Thailand)と協働で、トヨタ環境活動助成プログラムの支援によりタイ湾西岸のフライウェイ・サイト(Pak Thale-Laem Phak Bia Flyway Site)においてヘラシギの保全プロジェクトを実施しています。
今回、12月16日に4地点で鳥類調査を行ったところ、1日で33種・約18,000羽の水鳥が確認されました。
その中には、世界にわずか400つがいしかいないと言われている絶滅危惧IA類のヘラシギ7羽も含まれていました。
また、絶滅危惧IB類のカラフトアオアシシギも179羽が観測されました。この数は、最大で世界の全個体数の30%に上ります。
調査結果について詳しくはこちら(英語)をご覧ください。
BCSTとの活動では、荒廃した塩田を水鳥の生息地に復元する取り組みや、バードツーリズムの導入を進めており、今後も引き続きヘラシギをはじめとする水鳥保全および水鳥の重要な生息地としての特徴を活かした地域住民の生計改善を推進していきます。