日本野鳥の会がマリーンIBAを紹介するウェブサイトを開設しました
このたび、バードライフのパートナー団体である日本野鳥の会が、日本のマリーンIBAの情報をまとめたウェブサイトを開設しましたのでお知らせします。こちらからご覧ください。
IBA(Important Bird and Biodiversity Area、重要生息環境)とは、鳥を指標に選ばれた生物多様性の高い地域のことで、鳥類だけではなく、多くの生き物にとっての重要な生息地です。バードライフはパートナー団体と協力をして、全世界でIBAの選定を進めてきました。日本では、日本野鳥の会がその選定を行い、現在167ヶ所がIBAに指定されています。
マリーンIBAは、陸のIBAの考えを海洋にまで広げたものです。海洋における食物連鎖の上位に位置する海鳥を指標として、生物多様性や環境保全において重要な海域を選定する活動で、海洋と海鳥双方の保全に貢献することを目的としています。バードライフ・インターナショナル東京は日本野鳥の会と共同でその選定を進め、これまで27ヶ所の海域をマリーンIBAに指定しています。2016年に発行された「マリーンIBA白書」もPDF版が野鳥の会のウェブサイトからダウンロードできます。是非、本書を海洋と海鳥の保全に活用してください。
*マリーンIBA事業は、公益信託経団連自然保護基金とAmerican Friends of BirdLife Internationalを通してティファニー財団から助成を受けて実施しました。